前に、カメラが欲しいと書いた。
スマホで写真は撮れる。それでも、山へ行ったときの景色や、その場で感じたものを、もう少しきれいに残したいと思うことがある。
ただ、重いカメラは持ち歩きたくない。買ったあとに家で眠るなら、どれだけ性能がよくても困る。
今回は、パナソニックのLUMIX DC-G100DKを調べてみた。まだ使っていないので、作例や使用感は書けない。公式の仕様を見ながら、自分の使い方に合うカメラなのか考えてみる。
DC-G100DKはどんなカメラか
DC-G100DKは、レンズを交換できるミラーレス一眼カメラだ。4/3型Live MOSセンサーを搭載し、有効画素数は2,030万画素。マイクロフォーサーズマウントのレンズを使える。
付属するレンズは、LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6だ。35mm判換算で24-64mm相当になる。広角側では風景を撮りやすい。望遠側では、少し離れた被写体を大きく写せる。
本体だけでなく、レンズを付けた状態で持ち歩くことになる。付属レンズ、本体、バッテリー、メモリーカードを含む質量は約413gだ。
これは、山へ持っていけない重さではない。けれど、スマホのようにポケットへ入れて終わりでもない。この差は、実際に持ち出すかどうかを考えるときに大きい。
小さいけれど、ファインダーがある
DC-G100DKには、約236万ドットの有機ELライブビューファインダーがある。背面モニターは3.0型で、約184万ドットのタッチパネルだ。
スマホのように画面を見ながら撮れる。一方で、日差しの強い場所ではファインダーを使える。山や旅行では、この使い分けが便利そうだ。
ファインダーをのぞくと、写真を撮る気分も少し変わる。スマホで記録するのとは違う道具を使っている感じがする。そういう気分も、カメラを持ち歩く理由になるのかもしれない。
4K動画を撮れる
動画は4K 30pで記録できる。フルHDなら60pにも対応する。4K動画の連続撮影時間は最大10分なので、長い動画を撮り続ける用途には向かない。
それでも、旅行中の短い場面を残すには使いやすそうだ。写真だけでなく動画も撮れると、旅の記録の残し方が増える。
動画撮影では、5軸ハイブリッド手ブレ補正にも対応している。公式仕様では、電子式の補正に加えて、レンズの仕様と撮影条件によって5軸補正が働くと説明されている。
外部マイク端子はある。ヘッドホン端子はない。音を確認しながら撮影するより、まずはカメラだけで動画を始めたい人向けだと思う。
USB Type-Cで充電できる
DC-G100DはUSB Type-Cに対応している。パナソニックの案内では、モバイルバッテリーから充電できる。ただし、モバイルバッテリーからの給電には対応していない。
充電と給電は似ているけれど、同じではない。撮影中にずっと電源を供給できるわけではないので、長時間の動画撮影を考えるなら注意が必要だ。
静止画の撮影枚数は、モニター使用時で約270枚、ファインダー使用時で約280枚。省電力ファインダー撮影では約1,050枚という目安もある。実際の枚数は、温度や撮影条件で変わる。
気になるところもある
小さくて軽いカメラには、できることの限界もある。
まず、防塵防滴仕様ではない。雨の山道や水辺で使うなら、天候を見ながら持ち出す必要がある。
付属レンズの開放絞りはF3.5-5.6だ。明るい場所では困りにくいけれど、暗い場所で大きくぼかしたいなら、別のレンズが欲しくなるかもしれない。
レンズ交換式カメラなので、レンズを増やせる。これは楽しみでもあるけれど、出費が増える入口でもある。カメラ本体を買ったあとに、広角レンズ、単焦点レンズ、望遠レンズが欲しくなる可能性はある。
カメラが欲しい人にとっては、ここがいちばん危ない。
スマホから一眼へ移る人に合いそうか
DC-G100DKは、スマホより大きい。スマホより手間もかかる。撮った写真をスマホへ送る作業も必要になる。
その代わり、レンズを選べる。ファインダーを使える。RAWで撮影して、あとから写真を調整できる。写真を撮る行為そのものを楽しみたいなら、スマホとは違う面白さがある。
山へ持っていくなら、約413gという重さをどう感じるかが分かれ目になる。カメラを持つことが目的になれば、持ち出せる。荷物を増やしたくない日には、スマホを選ぶことになる。
だから、DC-G100DKが誰にでも合うとは思わない。
写真と動画を撮りたい。レンズを交換してみたい。けれど、大きなカメラは持ち歩きたくない。そんな人には、検討しやすい大きさだと思う。
カメラを買う理由を探している
カメラが欲しくなると、性能を調べ始める。4K動画が撮れる。ファインダーがある。レンズを交換できる。軽い。
理由はいくらでも出てくる。
その一方で、写真を撮るだけならスマホでもできる。カメラを買ったあと、本当に持ち出すのか。そこを考えないといけない。
DC-G100DKは、スマホより本格的な撮影ができる。大きなカメラより持ち出しやすい。その間にあるカメラだ。
僕の場合は、まず山へ持っていく場面を想像している。景色を撮る。休憩中に動画を撮る。家に帰ってから写真を見る。
そこまで想像できるなら、買う理由はもう十分なのかもしれない。
それでも、すぐには買わない。欲しいものリストに入れて、しばらく考える。カメラを買うかどうかも、カメラを持って出かけるかどうかも、まだ決めていない。

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